面白い100日後シリーズ 47歳とPMインターン

面白い100日後シリーズ 47歳とPMインターン

 
 
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ワニが流行ってどれくらいたったのでしょうか。あれから100日後にxxxシリーズがたくさん世に出て、今でも出ています。
 
そんな中、私が面白いと思っていたシリーズが映画になるというのをツイッターで見たので、思わず紹介記事を書こうと思いました。
 
今回はその面白いシリーズとともに、今回見つけた面白い100日後シリーズを1つ紹介しようと思います。
 

100日後に退職する47歳

100日後に退職する47歳
作者Twitter:@tome_ura
 
こちらは、@tome_uraさんがTwitterで書かれた作品で、IT業界に勤めているアプリ開発者(立場は管理職。開発リーダ?)の主人公が退職するまでの物語です。
上記に記載していますが電子書籍化もされており、Twitterを追うのが面倒という人は買ってよいと思います。Twitterにもありますので、数話読んでからでもいいと思います。
 
これを読んでいるときがちょうど転職してから少し経った後だったので、たまたまTwitterで見つけた私に刺さりました。

作者さんが開発者のようで、リアルな描写に1日目からグッときます。。。
 
あらすじとしては、
 
周りが微妙に出来ない人なか、残業、休出もしつつ、障害対応や、他の開発者の面倒を見つつ、頑張って開発している主人公
問題があったものの、リリースなども無事終えた後、GMから呼ばれその中で言われたことをきっかけに退職を考え始める

というようなものです。

詳しくは作品を読んでほしいですが、理由は以前私の書いた「会社は社員に対してどのような投資をすべきか」がぴったりそれに当てはまると思います。
頑張っている社員を、会社が遠すぎる俯瞰で見てしまうせいで、頑張りを気づけない、かつ、しろうともしない会社は、優秀な人材を手放していくんだなとこの作品を読んでいてわかりました。
※ 辞めた理由については、書籍のあとがきに真実であると書いてあります。
 
作品の中では、その会社のなかで、優秀な人が退職しているような下りが何回か出てきます。
作中で出てくる「○○さんいないと回らない?」という発言について、「回らないわけではないです」という話が出てきますが、これはその通りで、どんなに優秀な人がいない状況でも(例えばスティーブ・ジョブズがいない状況)でも「回る」んです。そういうものなのです。
もしかしたら、新しい人を入れてそれよりうまく回ることもあるでしょう、しかし、たいてい、前よりうまく回らないことになるでしょう。
そうやって人を浪費しながらプロジェクトや会社を回すのでしょうね。。。
そんなことを気づかせてくれる作品でした。

さて、今回、作成された映画の主演は「いしだ壱成」さんです
 
この映画は、すでに終了していますが、クラウドファンディングで支援を募り、今回の作成に至りました。
さらに、この映画はいしだ壱成さんの俳優復帰作品になるそうです。
 
追記:
sozoさんという方が、100日後に退職する47歳について解説している記事があり、良い記事だったので、載せておきます。
 
 

100日後にクビになるPMインターン

 
 作者Twitter:@PM100days
 
こちらは、@PM100daysさんがTwitterで書かれている作品で、何も知らずにPMのインターンで入った主人公の話です。 
 
あらすじとしては、前述の通りなのですが、
 
開発のことを知らずにPMのインターンとして入った主人公が、社長、メンターPMやデザイナ、エンジニアに迷惑をかけ、最後にクビになる
 
という話です。
クビになるのは題名からわかりますが、完結していないため、「なぜ」というところはまだわかっていません。積み重ねなのか、大きなミスなのか。。。
 
1話からご覧になりたい方は、こちら!」から見ると一話から見れます。
 
少し前のプロジェクトの客先ITディレクタが開発のことを全く知らず、「品質保証ってなにすればいいんでしたっけ?」「要望出してるのに開発できないんですか?!(『PDF管理したい』などの一行の要望なのに高圧的)」というようなことを平然と言ってきたりするような人で、エンジニアの立場でこの作品を見ると、「こういう奴がいるから!!」と思い出して苛立ってきてしまう作品ですw良い意味でww
(ある程度誇張されてると思いますが。。)
 
相関図にもエンジニアに対して「いつも怒っている」 と書かれていますw

そして、この作品の素晴らしいところは、「クビにならないためのPMアドバイス」というものが(毎回ではないものの)ついてきます。 
このアドバイスはとても参考になると思います。私も若いエンジニアによく言っている言葉も含まれています。
 
ただ、作品がPOPに書かれており、かつ、失敗した後の話(説教など)があまり書かれていないため、深刻さがあまり感じられないのですが、結構なミスをしており、「やったらやばいよ」というものを知るには良いのですが、バカな人が読んだら「こんなことがあるんだー注意しないとなー。。。」で終わってしまいそうなところが惜しい。
(まぁマンガにどこまで求めるんだって話ですが。。。)
 
この作品は、ほんの少しですが、主人公の成長も見えたりしていて、2022/8/14現在47話目で、この先どうやってクビになるのか、言葉は悪いですが楽しみな作品ですw

ついでに、最新話のアジェンダを用意しない件、前述したITディレクタはアジェンダを用意しない、かつ、開始直後「じゃあ、○○さんお任せして大丈夫ですか?」と自分で主催したくせに丸投げする人でした。
(非機能バグが出たとき唐突に呼ばれて、資料まとめてないのに、プロダクトオーナーの前で説明丸投げされたときはつらかったな。。。客なのでリスケできないんですよねぇ。プロダクトオーナーも開発知らないから「アジェンダや資料ないからリスケ」なんて言い出さないし。。。)
 
なお、作者さんはnoteもやっているようです。
 

まとめ

いかがだったでしょうか
どちらも素敵な作品で、IT業界のリアルを結構表現されている作品だと思います。
 
もし興味を持たれたのであれば、どちらもTwitterで読めますので、読んでいただければ幸いです。 
そして、自分にあてはめたりすると刺激になるかもです。
 
 
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