【書籍】話し方で損をしないために
人と話していて、「この人とはもう話したくないな」と思うことはないでしょうか?
また、逆に「この人と話をしたいな」と思うことはないでしょうか?
それがなぜ起こるのか気になりませんか?
そして、アナタは他の人にどう思われているか気になったりしませんか?
そんな疑問を少し解消してくれる本がこちら
この本では、トピックスごとに、印象度を好印象と悪印象にわけ、統計でとられたパーセンテージを出してくれています。
この本の中で、私が思った重要な部分を上げていこうと思います。
人の話を聞け
人と話すときには、相手の話を聞く必要があります。
めちゃくちゃ当たり前なことですが、これがとても重要なことだと、この本は教えてくれます。
この本のトピックとしても一番最初に取り上げられています。
みなさんきっと、「聞いてるよ」と思われると思います。
しかし、ただ聞くだけではだめなのです。
聞いているときに、以下の内容を心に問いかけてください。
以下は悪印象になる項目一覧です。
- 相手の会話を自分の話に置き換えるなどして、奪うことをしていませんか?
- 相手の話を要約、結論付けるなどして、終わらせに行ってませんか?
- 世間話や相談に反論、議論を持ち掛けに行っていませんか?
- 相手の話の間に質問をし続け、横道にそらせていませんか?
- 「なるほど」と連発していませんか?
いかがでしょう?
私も、自分の話に置き換えて奪うことは結構やっていた気がします。
相手が愚痴を言ってきたときに「私もある!」と言って上乗せする感じの話し方をしていたなと反省しました。。。
ここで、反面教師として、私の先輩を紹介します。
私の先輩はこの悪印象度にぴったりな人でした。
先輩「最近どう?」
私「今のプロジェクト、残業がひどくて、深夜まで仕事したんですよ」
先輩「私君は深夜までやったことなかったんだっけ?」
私「まぁ、あんまりしたことないですね」
先輩「私君はまだいいじゃん。オレなんて昔、ずっと、終電帰りだったよ」
先輩「あのときなんてさ・・・」
私「・・・・」
と、私の愚痴を完全に奪っていくのです
多分、彼と会話をしたことがある人であればこの「○○君はまだいいじゃん」から始まる発言を聞いたことがあると思いますw
この言葉は上記の悪印象一覧の中の「置き換え」と「反論」の両方を使っている最低の返しだと、この本を読んだときに思いました。
そして彼の相槌は「なるほど」でした。
彼と話していた時に、「なるほど」という相槌を聞いて、なんとなく「いやだな」、「こいつ話聞いてるのかな」と思ってたのですが、統計的に問題である言葉と知って自分が考えていたものが正しかったことを再認識しました。
その先輩とはたまに会うのですが、大人数の場でなければ、会うのは断るようになり、かつ、彼にこちらから話しかけることはなくなっています。
まぁ他にも諸々影響はあり、そちらのほうが話さない理由は大きいですが。。
ネガティブな話はやめよう
これに関していえば、統計という性質上仕方ないものかと考えていて、時と場合と量の多さによるかと思います。
統計としては、ポジティブな話とネガティブな話を比較してどっちがいいかと聞かれれば、それはポジティブと答えるでしょうし、ネガティブな話に対して好印象ですと答える人はどうやっても少ないでしょう。
ですので、ネガティブな話については、ある程度してよいものと考えます。
ネガティブな話とは以下のことを言います。
- 愚痴
- 自虐的な話
- 悪口・噂話
愚痴であろうと、自虐的な話であろうと、悪口であろうと、多少はしてよいものと考えていますが、楽しい飲み会の場で自虐的な話はやめたほうがいいですし、ずっと愚痴や悪口ばかり言っていると人は離れていくでしょう。
なので、言ってよい場を設け、かつ、10回に1回くらいにするみたいな制限を設ければ特に問題ないと思いました。
気を使え
話相手のことを考えて話しましょうというものですが、これは結構大変なことだと思います。
- しらけさせることを言わない
- 下ネタ、お店のスタッフに対する不満
- 相手が知っていることを話す
- 周りに合わせた会話・発言をする
- 周りの知らない言葉・用語ばかりで話さない
- 自己満足・自分だけの手柄話をする
というものですが、我を通す人(自己中心的な人やマイペースな人)はまずこれができないです。しらけさせる話としても、良かれと思って話をしているのだと思いますし、周りに合わせるのに拒否反応を起こす人もいます。
しかし、これらは、結構嫌がられると思います。
私も、お店のスタッフに横暴な態度をとる人は嫌いですし、身内ネタばかりで他の人がハブられてるのも気になってしまいますし、大衆居酒屋に行って文句ばかり言っている人は帰れと思います。
(私が、気を使えない人のこと、大嫌いなだけです。。。)
でも、これは性格なため、直らない人が多いと思っています。
過不足なく、率直に
ビジネスとしては、過不足がなく、率直に話してもらうのが一番です。
- 要件・結論から言い、かつ、結論だけを言わない
- 結果をイメージして依頼する
- 回りくどい言い方をしない
これは、一般的な日常会話ではそこまで気を使わなくてもいいかもしれませんが、前置きが長いと「で?!何が言いたいの??」と言ってしまいたくなるような会話もあります。
飲み会の約束も、飲み会場所、日時、集合場所など、決めることはそれなりにあります。それをわからず、「飲もう」だけではだめなわけです。
これはビジネスでも同じことが言え、特別に強い要件になります。
これらができない人は使えない(損な)人となってしまうわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この本を他にも色々と好印象、悪印象の話が出てきます。
人は気持ちよく話したいものなので、ちゃんと聞いてあげつつ、楽しい話をしていきましょう。ただ、気を使いすぎても自分が楽しくなくなってしまうのでできる範囲で気を付けていけばいいと思います。
これを読んで自分の話し方を改め、得をする話し方を習得してみてはいかがでしょうか?
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