給料が上がらない理由を考えてみた

給料が上がらない理由を考えてみた

 
 
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税金の追加や物価の高騰がニュースに取り上げられている昨今。
日本は給料が低いという話も同時にあがっています。
 
これはもちろん、バカな(日本)国or政治家に搾取されているものもありますし、モノの価値が上がっているのにもかかわらず、(日本)人の価値が上がらないために起こっている不幸というのは分かり切ったことだと思います。
 
で、そんな中、では、なぜ、給料が上がらないのかというところを考えてみたのでまとめてみようと思います。
 
 

価値を評価しない

私の知るかぎり、日本の会社はこれにつきますが、人の価値を評価しません。
 
会社にどれだけ貢献してくれたんだ!
 
ということを盾に、その人ではどうしようもない売り上げについて言及し、昇給しない。
※ 例えば、1開発者に対し、課全体の売り上げを評価基準にするなど
 
そもそも年功序列
 
ということで、一律などで昇給しない
と、人を人として見ず、駒的な評価になり、正当な評価が行われずにいるため、給料が上がらない場合です。

本来、会社は優秀な人間を保持しておくことを求めるはずです。
そのため、中途で入った人間は、前の会社でそれだけ評価されてたら、うちでも評価するよ!ってことで、転職すると給料が上がるわけです。
 
しかし、釣った魚に餌をあげないように、会社は入った人間に対して、昇給させません。
多分ですが、入った人間は辞めないとでも勘違いしているのでしょう。
 
なので、高い給料が与えられない会社、中途採用をしていない会社には大抵優秀な人間はいないわけです。
 
中途採用していても、人に対して評価をしていない会社はすぐに人が離れていき、老害が残るくず会社になっていくのではないでしょうか。
 

終身雇用という幻想

昔、昭和初期、日本は終身雇用が普通の世の中になりました。
しかし、近年はこの終身雇用は制度自体もなくなり、世の中的にも、1つの会社でずっと働くという考えがなくなってきています。

しかし、会社は、「社員は終身雇用できる」という考えに囚われているのではないか考えます。
雇った人間はいつまでもウチにいてくれる!そう信じている会社が強いと考えています。

これは、私が経験した、愛社精神を持て!帰属意識を持て!!会社の理念を理解して動け!!!などを、とりあえず唱えている会社が多かったということでも分かります。
 
 
世の中の人で、会社のために働いてる人は、ほとんどいないでしょう。
 
自分のためを除いた場合、上司のため、部下のためなど、近くの人間のために働いていると思います。
 
そんな人間に、会社のために!というような意識づけをしようとしても無理、もしくは、反感を買うのは分かりきったことではないでしょうか。
 
なのにもかかわらず、会社は、会社を保つために、社員を飼殺すために、愛社精神を持たせ、いつまでも会社にいさせようとするわけです。
しかも、この愛社精神というのは、あくまで「精神」や「意識」であり「モノ」がついてこないのが重要で、会社のために働けと言いつつ、給料は上げないというのがあります。
愛社精神や帰属意識について、会社としては「当たり前」のことであり、評価すべきものでも何でもないのです。
 
なので、 愛社精神を持ったところで給料は上がりません。
終身雇用の神話が崩れた現代で、何も与えず、愛社精神などを求めたところで、社員から何もフィードバックされないことを、会社は理解すべきなのですが、それができていない会社は多いを考えます。
これは、社員は離れるわけがないと心のどこかで持っているせいであると、私は考えます。
 
日本の会社は社員を離さないための考えとしては愛社精神や帰属意識ではなく、給料などの評価を与えるべきと考えます。
 

年功序列が根強い日本

日本はどうしても年功序列というものが強いです。
私が経験した会社としては、給与について、先輩を超えることはまず不可能でした。
先輩の年収を超えるためには転職するしかなかったわけです
 
これは、昇給制度が固定であるのが問題です。
評価が良ければ月収1万円の昇給。
評価が普通であれば8千円の昇給。
評価が悪ければ5千円の昇給。
 
上記である場合、先輩がずっと悪かったり普通であり、自分がよい評価である場合、
何十年後には抜くことが可能かもしれませんが、まぁほぼ無理でしょう。

これは評価が微レ存していますが、ほぼ年功序列の評価となります。
この評価が日本は多すぎるわけです。
 
そうなると、なんであんな先輩より、俺のほうが年収低いんだと転職活動を開始事になるわけですが、転職活動しない人はずっと給料が低いままというわけです。
 

横並びを気にする

日本のニュースを見ていると、海外では!とか日本では!みたいな発言がよくあります。
日本人は横を見るのが好きなのです。
 
なので、会社は平均を求めます
他の会社ではこれくらい出しているからウチもこれくらい
という考えが強いと思います。
 
何歳ではこれくらいの給料
 
など、周りのことを考えて給料を決めている会社は多いと思います。
 
しかも、自分の都合のいいところだけ横のものを評価するため、中小企業の給料は横並びになっていっていると考えます。

まとめ

いかがだったでしょうか
今回は、給料が上がらない理由を私なりに考えて記述してみました。

人の価値を見ない、終身雇用、年功序列、横を見るというのは、日本人のぬぐい切れない考えであり、日本という国、日本の会社にいる限り、結構厳しいのではないかという考えです。

外資系ではそういうことがなかったり、新しくできた会社では、旧日本の考えを脱却しようとしている会社もあると思いますが、なかなか難しいのではないかと考えております。
 
そんな中、今の日本で給料を上げていくには転職しかないと私は考えています。
 
転職は悪ではない!不満があれば転職しよう!!!
 
 
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