【気持ちの悪い言葉】仕事だから
仕事をしていると「仕事だから・・・」という言葉、聞いたことないですか?
「仕事だから遊びに行けない」「仕事だからつらい事でも続けなければならない」「仕事だから我慢しろ」友達から、上司から、部下から、色々な人から「仕事だから」という言葉を私は耳にします。
自分でも「仕事だから」と遊ぶ約束などを断ったことがあります。
「仕事だから(やれ)」というのは、すごく気持ち悪い言葉であると思います。
なぜなら、全ての相談、発言、状況について考えることを辞めてしまった言葉になるからです。
今回、この言葉を、めちゃくちゃ多用されることがあり、とても不快に思いつつも、なんなんだろうと思ったので、ちょっと考えてみました。
洗脳
なぜ「仕事だから」という言葉が出てくるかというと、何かよりも優先順位が仕事になっているために出る言葉になります。
それが、交友関係でも、問題解決でもあるでしょう。
家族、友達よりも仕事、部下のメンタルよりも仕事、自分の体調よりも仕事
仕事、もしくは、それを与えている会社に洗脳され、仕事が最優先になってしまうわけです。
「仕事だから」と言っている人は仕事・会社に洗脳されているのです。そして、その洗脳を知ってか知らずか、他の人に行っているわけです。
上司から「仕事だから」と言われ続けている人は、「仕事だから仕方ない」という気持ちができてしまいそのまま、洗脳されてしまいます。
そこで疑問を持てば洗脳からは解き放たれる可能性はありますが、もてなければ、ずぶずぶと洗脳は深くなり、最終的には、他人に対して「仕事だから」というようになっていくのです。
完全に負の連鎖ですね。
ブラック企業 or パワハラ
「仕事だから」という言葉について、基本、私はパワハラと考えています。
もちろん、バカな人が、社会人としての動きをしていないことに対し、説教としていうのは悪くないと思います。
ですが、その場合でも「仕事だから」という説教はあまりにも下手すぎます。
前述もしましたが「仕事だから」というのは、全ての相談、発言、状況について考えることを辞めてしまった言葉ですから
話は戻って、、、
この言葉が、パワハラと考えている理由としては、仕事や環境が劣悪な状態の時に
やりたくない、やる気がでない、 辞めたい
などの発言を押しつぶす発言になるからです。
無理やり嫌な仕事をやらせるための言葉と言ってもよいでしょう。
多分、「仕事だから」という言葉が誰にでも通じると思っているのでしょう。
自分が洗脳されてきているから。。。
もし、この言葉が、飛び交っている会社があったらそれはきっとブラック企業と言えるでしょう。
もちろん、上司からではなく、同僚、部下からも「仕事だから仕方ない」「仕事だからやるしかない」みたいな言葉が出ていても同じことです。
仕事を「しなければならない」という考え
もし、他人からそのような発言がなかった場合でも、自分が自分に対して「仕事だから」ということがあります。
これは、仕事を「しなければならない」という考えが強いためと思います。
例えば
仕事をしなければ、食べていけない
仕事をしなければ、遊べない
仕事をしなければ、好きなものが買えない
仕事をしなければ、敗北者になる
仕事をしなければ、嫌われる
仕事をしなければ、一般人ではない
仕事をしなければ、だって義務だから
というような考えが出てくると思います。
私も仕事を辞めたとき、仕事しないと暮らせないと考えて再就職しましたw
それぞれの正解があるとは思いますが、この考えは基本的にあっています。
洗脳から抜け出すために仕事の必要性を考える
では、なぜ仕事をする必要があるか分析してみましょう。
私の場合は、「暮らせない」から「仕事をする」ということになります。
これのもとを見ると、「お金が欲しい」ということになり、何のために仕事をしているかというと、「お金を稼ぎ、暮らすため」です。
暮らすというのを大枠でとらえれば、結構な人が私と同じ考えだと思います。
そのうえで、「仕事をしなければ」という考えを再度考えてみましょう。
私の場合
何のために ⇒ 暮らしたい
です。
これが仕事の必要性となります。
次に、必要な部分が今の仕事でなくてもできるかどうか検討してみましょう。
大抵のサラリーマンはそうではないと思います。
上記の考えを持ったうえであれば、「仕事だから」という考えを自分に向ける回数は減っていくのではないかと思います。
簡単に言うと、仕事は必要なことをするための踏み台であり、仕事のために何かを削る必要はないということです。
優先順位について、仕事を必ず2位以下にすることで、洗脳は外れていくと思います。
この発言の効果
洗脳されていない人に対する効果とも言えます。
やりたくないことをやらせることができる
不平不満についてを押しつぶし、相手がやりたくないと思っていることをやらせることができます。
仕事は義務です。国民は仕事をする必要があります。
そのうえで、あなたはお金を会社からもらっているのです。
お金を貰っているのだから、会社に貢献するのは当たり前で、その分の働きを見せる必要があります。
これは当たり前、常識、普通のことなのです。
不平不満は愚痴にしかなりません。言っても変わらないものです。
何を犠牲にしても、やらなければなりません。
そんな、やりたくないことでもやらせることができる魔法の言葉が「仕事だから」です。
モチベーションの低下
相手のモチベーションを低下させることができます。
理由としては、問題解決を棚に上げ、強制的な業務命令というイメージが強いためです。
なんでやりたくない、つらい事をやらなくてはいけないんだ、と思わせながら仕事をさせ続けることができます。
一定以上、モチベーションが下がった場合、その人はいなくなるでしょう。
会社orその人への不信感
会社、もしくは、言ってきた人に対し、不信感を与えることができます。
言えば言うほど、その会社、その人のことが嫌いになっていきます。
これも、強制力のたまものです。
信頼を削っていくことで、この言葉の効果が発揮されます。
信頼がなくなったとき、その人は離れていくでしょう。
検討・改善の放棄癖
考えることを放棄し、改善を放棄する癖を与えることができます。
「辛いけど仕事だからやらないといけない」など、辛い状況を打破する検討を放棄させます。改善も同様です。
「仕事だから」からの脱出
他人(上司や同僚、友人)が自分に対して、「仕事だから」と言ってきた場合、以下のような行動をとる必要があります。
- きっぱりと断る
- その発言は悪いことだと話す
- 他の人(もっと上の上司など)に相談する
- パワハラと訴える
- 異動を申し出る
- 会社をやめる
言われたらすぐにやめるというのは早計です。
口が滑っただけかもしれません。ただ、強制力が出てきた場合や、あまりにも会社に心頭している場合は、離れることを考える必要があります。
同僚、友人などが言っている場合でも、その人から離れたほうが良いです。
考えを押し付けられますし、遊びに誘っても基本断られるでしょうし、感覚の違いが多く出てくると思います。
自分を第一に考えていくのは、決して悪い事ではありません。
自分 to 自分編
自分が自分に対して、「仕事だから」と言ってきた場合、前述した、仕事の必要性を一度立ち止まって考えてみましょう。
他の大切なことより仕事の優先順位が高くなっていませんか?
家族、友人、ひいては自分よりも仕事の優先順位が高くなっている場合、基本的にやばい状態です。
もう一度書きます。「仕事は何のためにやってるんですか?」
まとめ
いかがだったでしょうか
今回は、考えを放棄したパワハラ発言という考えのもと「仕事だから」という気持ち悪い言葉について記述しました。
もしかしたら、「仕事をしなければ仕事ができない」という仕事人間がいたり、「仕事だから」というのは、ちゃんとした言葉だと考えている人がいるかもしれません。
しかし、終身雇用、会社のために人生をかける時代ではないこの時代、時代遅れな言葉であることに違いないと考えています。
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