【新卒】最低限のビジネスマナー
今回、新卒の子たちと同じプロジェクトになり、仕事のこと、プログラムのことなどを教えたり、雑談したり、観察したりすることで、色々と私もよい経験ができました。
「教育者」という名目ではなく、「先輩」という名目での接し方であったため、ある程度のことは教えますが、細かく「こうしなさい」「やめなさい」というようなことは言いませんでした。
多分、彼らは、怒らない気のいいおじさんだなという印象だったと思いますw
なので、経験の中で、「こういうことがわからないんだ」「こういう常識を知らないんだ」と思ったことの中から、新卒の子たちに伝えたかった事をシリーズ物で上げていこうと思います。
第一弾は「ビジネスマナー」について
ビジネスマナーとは
ビジネスマナーとは、言葉の通りですが、ビジネスにおけるマナーで、守らないと「失礼に当たる」「恥ずかしい目に合う」「常識がないと思われる」ものです。
ただ、日常的なマナーもそうですが、不快に思われるレベルは人それぞれになりますので、一定以上のマナーを持っておけば、ビジネスマナーも問題ないと考えます。
くだらないと思う人もいるかもしれませんが、クチャラー(死語?)など、日常的なマナーでも相手を不快にするなどという話がありますよね。それと同じです。
なので、必要最低限だけをまず抑えましょう
必要最低限なマナー
経験上、必要最低限のマナーとして覚えておく、実践するものを記載します
挨拶
出社の「おはようございます」
退社の「おつかれさまでした」
(待ち合わせなどで)外で会ったとき 「おはようございます」or「おつかれさまです」
この二つは意外と重要です。やってもそこまでプラス効果はないのですが、やらない時のマイナス効果は絶大です。
挨拶は社会人なら大体の人が行うので、それが返ってこなかった場合、とても不快になります。最終的には「こいつには手を貸さないでおこう」など、チームが不仲になります。
実際、私も「こいつ、挨拶返さないなぁ」と思う場面はありました。
私の場合、それで態度を変えるわけではないですが、やはり気になってしまうものということに気づきました。
学生時代はそんなしっかりした挨拶をしてきてなかったと思うので、「恥ずかしい」「かったるい」などと思うかもしれませんが、自分のために挨拶はしましょう。
まともな恰好
出会ったのが夏ということがあるのでしょうが、スーツを着ている新卒の子たちが、シャツを出している、スーツにスニーカー(黒じゃなく青とか)というのが気になりました。
スーツでなければ気にならないものなのですが、やはり、スーツを着ているのであれば、スーツの着方があるため、気になってしまうものがありました。
恰好で、仕事が決まるわけではないのですが、どうしても、
だらしない恰好をされると、仕事ができないんだろうなぁと考えてしまいます。
これは、新卒がスーツを着ていたからというのが大きいところではありますが、スーツを着ている人で、そういう人にはあったことがないので、スーツを着る(or着させられている)タイミングでは、それに合った格好をするべきです。
他にも、寝ぐせ、ひげ、爪などの清潔感もありますが、悪い印象を与えない程度に、汚くない恰好をすれば問題ありません。
昔、自分のところの営業が、他社の面談でネクタイを軽く緩めて、かつ、無精ひげが生えてた時は「勘弁してくれ。。。」と思ったことを今でも覚えています。
まともな仕事に対する姿勢
こちらも、厳しいことを言うつもりはありません。
しかし、先輩(or他の人)がこうしているからと、仕事に真摯に向き合わなくてよい、真面目に仕事しなくてよいと思ってしまう部分については考え方を改めるべきです。
別に、仕事に100%の熱意を向けろと言っているわけではありません。
ある程度であれば、雑談しても、ニュースサイトを見るのも悪くはないと思います。
在宅であれば、音楽やラジオを聴きながら仕事をしてもよいと思ってます。
(テレビやyoutubeは目線が持っていかれるのでよくないと思います)
しかし、仕事に遅延が出てしまうレベルの雑談や、相手を不快にさせるような姿勢は厳禁です。
遅延はわかると思いますので割愛しますが、相手を不快にさせるものでは
●音楽を聴きながら仕事をする
これは、実際、やってる開発者もいます。
しかし、話しかけられる可能性がある人はするべきではありません。
気を使ってしまう人は話しかけることを辞めてしまいますし、周りから、なんだあいつと思われることもあります。
私も若いころ、音楽聞きながら仕事というのはやったことがありますが、それは残業で誰もいなくなってからに限定していました。
●在宅で、リモート会議中に後ろで音楽orテレビが流れている
これは話している相手がとても不快に思います。少しでも気を使える人間であれば切ります。
もし、「家族が」というのであれば、仕事の場所(部屋)を変える、もしくは、在宅を辞めるというのも案に入れてよいのではないでしょうか?
学生感覚の抜けてない話し方、文書
文書については別にちゃんとやろうと思いますので、ここでは話し方を中心にします。
客先に出さない場合、厳しいことは言いませんが、学生感覚の抜けていない話し方や文書は相手を不快にさせます。
私も昔「xxxじゃないですか」みたいなことを言うのは良くないみたいなことを言われた記憶がありますが、私は別にそれくらいはいいと考えてます。
「xxxっス」みたいな言い方も私としては許容範囲です。
ただ、「ちゃんとした回答を求めているときにふざける」「(説教に近い)説明をしているときに笑って回答する」というようなことは厳禁です。
多分、自己防衛のためにこのようなことをしているのかと思いますが、非常に不快にさせます。もし、場の雰囲気が悪いからと思っているのだとしたら逆効果です。
例えば、「ここ実装間違ってる」ということを言ったときに「マジっすか!」みたいな言葉で始まる感じですね。
また、仕事の会話を友達感覚で話されるのも嫌がる人もいます。雑談なら良いのですが、仕事の話ではだめなパターンです。これは人によってレベルの差が大きいので、基本最初はしっかりとした話し方から入っていって、徐々にその人との差を縮めていけばよいです。
文書としても、口語体で書く以前のレベルで書かれていると、読む気が失せます。。
加えて言いたいのが、一人称です。
男の人だとどうしても「オレ」と言ってしまいますが、「わたし」「わたくし」というのがマナーになります。
ただ、どうしても恥ずかしいのであれば「僕」と言ってもいいと個人的には思います。
自分のことを苗字で呼んでる人も見かけることはあります。
私的には最低限「オレ」を控えてくれればいいですが、マナー的には「わたし」ということを覚えておいてほしいです。
報連相
- 報告:やる。やった。できた。できなかった。などの仕事の状況、結果を伝達する事
- 連絡:業務などの決定事項を伝達する事
- 相談:仕事・業務における質問、アドバイスを聞く事
上記ができない、もしくは、下手であると、非常にストレスになります。
私的に、これはマナーか?と思うこともあるのですが、
一般的にこれをマナーというのは、それほどまでに常識なことだからと考えています。
やることを知らなかった。忘れていたという非常識以外で、
やらない理由としては
「この程度のことは言わなくてもいいや」
「(チャットなどで)話遮っちゃうから」
などがあるのかな?と思います。
しかし、それはあなたが考えることではありません。
必ず報連相してください
下手な報連相などは別途記事で書くことにします。
開発者には要らないもの
ビジネスマナーというと、「古い考えだな」「常識的に動いていれば問題ないだろ」と思う新卒が多いと思います。
私もそうでした。
そして、経験上、開発者には要らないものがそれなりにあります。
知っておいてもいいですが、知識程度で実践することはほぼないものです。
ただ、これは、開発者としてのことで、マネージャなど、客先に合う場合や、他作業をしている人においては、その限りではありません。
ここではざっと一覧で記載します
- ある程度覚えておいたほうがいいもの
- 上座下座
- ほぼほぼ使いませんが、ちょっと気にかけてもいい
- むしろ、トイレ近いほうがいいと、下座に座る人も結構います
- 名刺交換
- 客に会うまではいりません
- いつかやることはあるのでやり方は覚えておいたほうがいいです
- 敬語
- 開発者の中ではそこまで気にする必要はありません
- そんなものより専門用語の一つでも覚えろと思います
- バカだなと思われない程度に覚えておけばよいです。
- 覚えておかなくてもいいもの
- お辞儀の角度
- ほぼほぼ使いません
- 使われてるのを見たことがある、やったことがあるのはエレベータの送り出しの時くらい
- 電話対応
- 自分用の電話があった、会社の電話にでたことはほぼないです
- 開発者がとるのは客先に連絡先を教えたときなので、リモート会議と似たような感じになります。
- 3コール以内で出ろとかも自分にかかってるわけではないという理由から、気にしたことはないです
- 厳格なマナー
- これを覚えるのは開発者としては必要ないです
- もし強要されるのであれば、技術よりも対人を優先する会社なので、あわなければ会社を離れてもいいでしょう
まとめ
いかがだったでしょうか。
私的には、日常マナーをほんの少し厳格にしたものがビジネスマナーかと考えています。
厳格にやっていくのは大変かもですが、これくらいであればできるのではないでしょうか?
基本的には仕事相手、周りを不快にさせないように気を使うことができれば問題ないので、「うるさい」「くだらない」と反発的にならずにやっていけると思います。
周りを不快にさせないというのは、とても日本人らしい考えですよね。。
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