キャリアパスって何書けばいいのよ。の答え
私もあの絶対に右肩上がりのグラフを見ると吐き気がしますw
「キャリパスって言われてもよくわからない」とか「現状維持で良いしな。。。」とかあると思います。
会社ってキャリアパスとかキャリアアップとか口では言うのですが、「じゃあ何考えればいいんだよ」って言っても何も教えてくれないんですよね。。。
しかし、現状維持で良い人は別ですが、向上したいと少しでも思うのであれば、自分の為にもキャリアパスは考えておくべきです。
そこで、キャリアパスってどういうものなのか、どう考えればいいのかを紹介しようと思います。
キャリアパスとは
まず、この業界の悪い所として、カタカナにするところだと思います。
「キャリアパス」と言われるとわからないので、とりあえず、日本語にすると「職歴の目標」といった感じになります。
業務経歴書にどういうものを書けるようになりたいかという風に考えると分かりやすいかな?と思います。
どうでしょう。なんか、大きな目標を立てないといけないのかな?と思っていた人もいるかもしれませんが。実際には、「どういう職歴を積んでいくか」「何をしたらその職歴を積めて、最終的なゴールにいけるか」を考えるだけと思えばもう少し楽に考えられるのではないでしょうか
会社のためのキャリアパスでなく、自分のキャリアパス
大抵の人がキャリアパスを考えるときには会社に言われて強制的に考えることが多いと思います。そして嫌々なのでロクに考えない。。。
しかし、終身雇用でないこの現在、自分自身としてのキャリアパスは考えていったほうが良いです。
例えば、「30歳でフリーランスになる。それまでにスキルを高め、かつ、コネを手に入れる」という会社を超えたキャリアパスもあってよいわけです。
ただ、それは会社に言えませんがw
まず、(会社によりますが)会社は給与の昇給についての枠みたいなものがあると思います。それを見て、今後の自分の昇給率を計算しましょう
(ない会社については、自分が働いてきたときの昇給額で試算しましょう)
その昇給率は自分が目指している年収に届くのでしょうか?
届かないのであれば、転職というものも、視野に入れてキャリアパスを考えるべきなわけです。
年収で考えると、キャリアパスも考えたくなりませんか?
キャリアパスを考えるうえで、(言い方は悪いですが)アナタの今いる会社(or転職する会社)を自分のキャリアパスのための踏み台として考えるのもありということです。
現状を見つめる
キャリアパスを考える前に、まず現状を見ましょう。
(今の自分がどういう状態なのかを見つめなおしてください)
まずは分かりやすく自己理解をするのが良いです。
具体的には以下のようなことを考えます
- 自分は今、どれくらいの市場価値があるか
- スキルはどれくらい持っているか
- 資格は何を持っているか
- 年収はどれくらいか
- 何を目指しているのか
次は他者理解をしましょう。これは自己完結ではないので、少し調べる必要があります。
- 今の会社で自分が目指すキャリアは積めるのか
- スキル向上が出来るかor支援があるか
- ほしい役職に就けるのか
- 年収は上がっていくのか
- 周りの人は自分のキャリアを積むのに邪魔でないか
- 年功序列
- 上司の気持ち次第の評価制度
どうでしょう。自分と周りを見たことで、今後どのような職歴が積めそうか、どれくらいの年収になれそうか見えてきましたか?
それはアナタの望む道でしょうか?
キャリアパスを考えてみよう
さて、現状を見つめたらキャリアパスを考えてみましょう。
私としては、キャリアパスを考えるときにあの右肩上がりのグラフで考えるのは辞めます。
キャリアパスを考える場合には年齢と、状態(目標)の横の線(スケジュール)で考えます。
(積み重ねはあるのでしょうが、私は必ず右肩上がりになるわけではないと思ってます)
また、キャリアパスは中期、長期で考えます。10年くらいが良いかと思ってます。
私は新人の頃に30後半までのキャリアをざっくりとですが考えていました。
その内容を例にしていきます。
とてもざっくりで考えてましたが、私は上記のような感じで考えていました。
大体3年から5年単位で、自分の状態を考えていきます。
最初の頃は経験を優先し、年収は考えないようにしていました。現在と色々乖離はありますが、新人の頃はこんなキャリアパスを描いてました
次に、このスケジュールに対して、何が必要かを考えます。
私は結構ざっくりしてましたが以下のような感じです。
※ 新卒くらいの頃に考えていたことを書きます。
- 25歳
- プログラムを上司の手伝いなしに自分で調べて1000行以上書く
- 資格を2,3個とる
- 言語を2,3個出来るようになる
- 上司に対し、100%の心遣いをし、上司がどうあるべきかを見る
- 28~32歳
- 調べる必要もなく、プログラムを書けるようになる
- プログラムの概念(オブジェクト指向など)を覚えて、定石を知る
- 後輩にプログラムを教える
- レビューアを務める
- 後輩などを見て、上司がどうあるべきかを見る
- 35歳
- 人を動かすにはどうすればよいか考える
- リーダとマネージャの違いを知る
- 開発モデルなどを勉強する
- 38歳
- マネージメント(管理)をするにはどうすればよいか考える
- リソース管理をするにはどうすればよいか考える
これで、キャリアパスについて作ることができたと思います。
なお、近い将来であれば、よく考えられるのですが、遠い将来(10年先など)になると今の自分からはかけ離れているので、何をすればよいのか分かりづらくなり薄くなります。
ですので、キャリアパスは3年から5年をめどに考え直す必要があります。
実は、もっと具体的にブレイクダウンしていったほうが良いと思いますが、最初はこれくらいで良いと思います。
会社のためのキャリアパス
今までは自分のためのキャリアパスを記載しました。
これが会社のためになればよいのですが、あまりなりません。
「ウチの会社、私のキャリアパスに見合わないので、転職しようと思ってます!」なんて言えませんしねw
さてさて、では、会社のためのキャリアパスにするには
「自分のキャリアパスを会社に合わせろ!」
ですね。自分でキャリアパスを考えられたら、それを会社にちょっとずつ当て込んでいけばよいです。
具体的には以下です
- 年収については言わない
- 会社はアナタの年収目標なんて聞きたくないです
- スキルアップに加え、会社にどう貢献するかを書く
- 自分の市場価値について、会社に対する価値に変換しましょう
- 目指す立場を会社の役職にする
- 会社ごとに役職などが違うので、どのような立場という考えを会社としての立場(役職)に置き換えましょう
まとめ
今回はキャリアパスについて記載しました。
以下のことを考えることで、キャリアパスが考えられるようになったのではないでしょうか?
一番重要なのは、キャリアパスは自分の為であり、会社の為でないという所です。
この記事が、アナタの将来に役に立っていただけたら幸いです。
- キャリアパス=職歴の目標
- 会社の為でなく自分の為にキャリアパスを考える
-
現状を知り、年齢で将来どうなりたいかを描き、そこに到達するにはどうすればよいかを考える
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